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 新型コロナウイルスの感染抑え込みの成功例とされる台湾で、8カ月ぶりに域内での感染が疑われる例が見つかり、9日付の地元各紙が1面で伝えるなど動揺が広がった。当局が開いた定例会見では、集まった約50人の記者から1時間近くにわたり質問が殺到。対策本部の専門家グループリーダー、張上淳・台湾大教授は感染源の確認を進める考えを表明するなど、説明に追われた。

 当局の対策本部によると、域内感染が疑われるのは11月22日に中国浙江省から上海経由で台湾に入境し、ホテルで隔離中だった50代の台湾人男性。今月4日に発熱などの症状を訴え、8日の検査で陽性と判定された。

 男性が利用した上海の空港では同時期に7人の感染者が見つかっているが、対策本部は「入境して12日後に発症しており、域内感染の可能性が捨てきれない」としている。今後、中国政府に対し、同時期に上海の空港で感染した別の患者のウイルスの遺伝子情報などの照合について協力を求める方針だ。ただ、中台関係の低迷で、中国側の協力が得られるかは見通せない。

 当局の発表を受け、台湾紙は9日付の紙面で、「域内感染の可能性」「域内感染を排除できず」など大々的に報道。張氏は9日の会見で、住民に冷静になるよう呼びかけた。

 台湾は3月以降は外国人観光客…

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