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最近よく聞く「ワーケーション」という言葉。どんな意味なのでしょうか。さらに、意外な相乗効果を狙う動きもあるようです。

 ホー先生 「ワーケーション」という言葉を聞くけど、いったい何じゃ?

 A 仕事(ワーク)と休暇(きゅうか)(バケーション)を組み合わせた造語だ。観光地などで休暇を楽しみながら働くことをいう。温泉に入ったり、家族とキャンプをしたり、仕事以外の時間を旅先で自由に過ごす。新しい働き方として社員に認める企業(きぎょう)が出てきている。

拡大する写真・図版ホー先生。ニュースの「?」を質問します。

 ホ ホホウ! 最近よく耳にするのはなぜじゃ?

 A 新型コロナウイルスの影響(えいきょう)だ。大企業を中心にテレワークが広まり、新型コロナ収束後も職場に縛(しば)られない働き方が主流になるとも言われている。今後、政府全体で推進していく方針だが、もともとは環境(かんきょう)省が旗振り役だった。

 ホ なぜ環境省が?

 A 全国に34カ所ある国立公園を所管しているからだ。政府は国立公園に観光などで訪れる外国人を2020年に1千万人にする目標を掲(かか)げてきた。でも、新型コロナの影響で目標達成は絶望的だ。そこでワーケーションなどで国内の利用者を増やそうとしている。

拡大する写真・図版国立公園の訪日外国人利用者数(推計)

 ホ うまくいくかのう?

 A 一気に増やすのは難しそうだけれど、国立公園内の宿泊(しゅくはく)施設(しせつ)やキャンプ場にWiFiを整備して、テレワークができるようにしていくそうだよ。観光地の和歌山県白浜(しらはま)町などもPRに力を入れている。ワーケーションの受け入れをきっかけに移住者が増えることを期待する自治体もある。

拡大する写真・図版阿寒摩周国立公園

 ホ 企業の動きは?

 A 3年前に導入した日本航空(JAL)では、飛び石連休にまとめて休みをとって旅先からオンラインで会議に参加したり、年末年始の帰省ラッシュを避けて多めに休みを取り、休暇先で業務をこなしたりできる。昨年度は約2千人の対象社員のうち、約250人が制度を活用したそうだ。働き方改革の一環(いっかん)で、今後もこうした取り組みは増えそうだよ。(水戸部六美)