拡大する写真・図版甲子園ボウル出場を決めて喜ぶ日大の選手たち=2020年11月29日午後6時12分、東京都調布市、内田光撮影

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 その夜、日大の攻撃の司令塔、QB林大希(たいき)は覚悟を決めた。

 「監督を日本一にする」

 新チームが始動した今年1月、クラブハウス内の一室で他の選手らと一緒に橋詰功監督と向き合っていた。腹を割って話し、訴えた。「このままのチームのやり方では勝てない」

アメフトやめる

 林大は17年の甲子園ボウルで、1年生QBとしてチームを勝利に導いた。再び甲子園に戻るには、練習が甘く、意識も低いと感じていた。「これでは1年、情熱を注げる自信がない」。変わらないならアメフトをやめる、と告げた。ほかの選手も思いは同じだった。

拡大する写真・図版2017年の甲子園ボウルで活躍した日大のQB林大

 18年5月。悪質タックル問題で学生生活が激変した。チームは公式戦出場停止処分を受けて、試合ができない状況に。甲子園に4回出場する夢は断たれ、そこに就任したのが、立命大OBの橋詰監督だった。

甲子園ボウルは悪質タックル問題が起きた2018年5月の定期戦以来となる、関学大と日大の顔合わせとなりました。どん底からはい上がってきた日大エースQBには覚悟を決めた夜がありました。記事後半では信頼を深めていく監督と学生の思いに迫ります。

 新監督はチームを一から作り直…

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