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 ラグビーの試合が「サドンデス」の延長戦に突入ししていた。

 6日、新設された国際大会「オータムネーションズ・カップ」の決勝、イングランド―フランス。4週にわたる大会のフィナーレは劇的だった。

 残り1分を切った後半。12―19で追っていたイングランドがモールからトライをねじ込んだ。ゴールも成功し、土壇場で同点に。

 試合は先に得点したチームが勝つ延長戦へ。その後半、昨年のワールドカップ(W杯)日本大会でも司令塔としてチームを引っ張ったオーウェン・ファレルが、左からの難しいPGを決めて勝負を決めた。

 ポストに当たった延長前半の1本を含め、この試合、4本のキックを失敗していたファレルは言った。

 「みんなが頑張ってくれたおかげ。最後も自分が蹴ることに迷いはなかった」

 新型コロナウイルスの感染が広がる中、トップレベルの試合を確保するために開催された今大会。日本が参加を断念した一方、欧州6カ国対抗勢にジョージア、フィジーが加わった8チームで開催された大会は熱戦が続いた。

 最も収穫を得たのは、2023年W杯の主催国であるフランスかもしれない。層の厚さを確認できた。

 今秋の代表戦は各選手3試合までというフランス国内リーグとの契約があった。イングランドとの決勝で先発15人の代表キャップ数は計68(イングランドは813)だった。

 経験不足が懸念された中、互角に戦った。堅い防御は特筆ものだった。誰が出ても同じ戦術を遂行できるように鍛え上げてきたという。ファビアン・ガルティエ監督が自信を深める。

 「戦術や細かなポジショニング(を選手が守ったこと)のおかげ。選手は誇りをもって戦ってくれた」

 頂点に立ったイングランドは、一つの山を越えたとみていい。これまで下馬評で優位に立った大事な試合で、なぜか、なかなか実力を発揮することができないでいた。

 「Underdog(競技や選…

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