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 バイデン次期米大統領は8日、国防長官にオースティン元米中央軍司令官(67)を起用する人事を発表した。上院で承認されて就任すれば、黒人初の国防長官となる。これにより、新政権の外交・安保政策を担う主要な布陣が固まった。

 バイデン氏は、オースティン氏を起用した理由を米誌アトランティックへ寄稿し、「次期国防長官は、新型コロナウイルスのワクチン配布支援のための大規模な作戦を早急に指揮する必要がある。オースティン氏はイラクからの米軍撤退という最大級の作戦を指揮した」と実績を強調した。「陸軍大将になったのは彼で200人目だが、黒人では6人目だ。国防長官は、米軍が我が国の多様性を十分に反映していることを保障しなければならない」と、人種も考慮したことを明らかにした。

 オースティン氏は軍歴41年の元陸軍大将で、イラクやアフガニスタンなど中東の戦場での経験が豊富だ。バイデン氏は寄稿でイラクからの撤退を実績として挙げたが、現地司令官だったオースティン氏は米軍の完全撤退には反対で、「米軍撤退」の公約を重視した政権側が2011年に実施に踏み切ったとされる。

 この時の完全撤退は過激派組織「イスラム国」(IS)の台頭を許し、米軍の再派遣につながったという批判が強い。トランプ政権は現在もアフガニスタンやイラク、ソマリアなどからの米軍撤退を進めており、バイデン氏やオースティン氏の対応が注目される。

特例、議会は認めるか

 退役将校を国防長官に起用する…

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