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 ポール・マッカートニーが18日、新アルバム「マッカートニーⅢ」を発売する。コロナ禍の中で、ポール1人で全ての楽器を演奏して作り上げた作品だ。

 ビートルズ解散を告げた1970年の「マッカートニー」、80年の「マッカートニーⅡ」に続く作品として、1作目から50年の時を経て「Ⅲ」が発売される。

拡大する写真・図版ポール・マッカートニー=(C)Mary McCartney

 「前の2作はともに、ポールが逆境にある時期の作品だった」と音楽評論家の宮永正隆氏は話す。「1作目の頃は、解散で深く傷ついていた。何かを作ればビートルズと勝負させられ、作らなければ消えてしまうという、行くも地獄、帰るも地獄の中にいた。『Ⅱ』はポールが一から作って頂点を取ったバンド・ウイングスが、目標を失い空中分解した頃だった」と語る。

 新型コロナで世界が苦境に陥った今年、ポールが向かったのは、前2作と同様に、自宅で1人で作品と対峙(たいじ)する宅録作業だった。

 18年の前作「エジプト・ステーション」では「これ以上耐えられない」「何が間違っているのか、わからない」と繰り返す「アイ・ドント・ノウ」など、心の迷いや葛藤を吐露するような内省的な歌詞も見られたが、今作は随所に希望にあふれた歌詞が並ぶ。

 2曲目のロックナンバー「ファ…

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