「生きた化石」を50年ぶり?老舗復刻 神戸の素朴な味

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石田貴子
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 バットやグラブ、ボールなど野球用具をかたどった「野球カステラ」は神戸名物の一つ。職人の高齢化もあって販売店が減る中、神戸市の老舗菓子店「本高砂屋」が期間限定で復刻させた。半世紀ほど前に役目を終えたと伝わる焼き型を使い、神戸元町本店(中央区元町通3丁目)で20日まで実演販売している。

 野球カステラは、小麦粉と卵、砂糖などを混ぜた生地を、金属製の焼き型に流し入れて焼く一口サイズのお菓子。口に放り込むと、甘みを抑えた素朴な味がどこか懐かしい。

 材料はほぼ同じのため、瓦せんべいを焼く店が野球カステラも扱っていることが多かった。神戸煎餅協会によると、瓦せんべいの店は大正から昭和初期には80店ほどあったが、高齢化と後継者不足から今は市内に15店ほど。野球カステラを焼く店も減ってしまった。

 本高砂屋は明治10(187…

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