[PR]

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれるイベントが鉄道の計画運休で中止になった際、これまで返金に応じなかった施設利用料が返される見通しになった。首都圏の鉄道がストップした昨秋の台風19号の際、催事が相次いで中止になったことを考慮した。数百万~数千万円に上る利用料が徴収されたままだと、主催者の経営に大きな影響を及ぼすため、業者からは歓迎の声が上がっている。

 9日の都議会で、村松明典産業労働局長が「特別警報が発令され、かつ計画運休が実施された場合、通常は徴収しているキャンセル料を徴収しない取り扱いにすると聞いている」と明らかにした。栗下善行都議(都民ファーストの会)の質問に答えた。

 都の外郭団体が運営するビッグサイトは、展示場として国内最大の面積を誇る。2018年には展示会や即売会など296件のイベントがあり、延べ1400万人が来場した。利用料も高額で、8880平方メートルのホールを借りると、1日約370万円かかり、数ホールを一度に借りれば1千万円を超えることもある。

 規約では、料金は利用日の1カ月前までに全額を支払い、返金の条件として「災害その他不可抗力により施設利用ができなくなったとき」などと定めている。ビッグサイトによると、この「災害」は地震で建物が壊れて利用できなくなった時などを指し、台風や豪雨に伴う計画運休は想定していなかったという。

数千万円返ってこなかった事業者も

 しかし、昨年10月に大型で強…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。