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 北海道は新型コロナウイルスの感染拡大防止のための集中対策期間を来年1月15日まで延長する。札幌市での接待飲食店への休業要請などは12月25日までとしつつ、人の移動が増える年末年始を挟み、道内全体に感染防止対策の徹底を呼びかける。また、病院でのクラスター(感染者集団)発生で医療体制が危機に陥った旭川市には9日午前、自衛隊の支援が入った。(斎藤徹、原田達矢、松尾一郎)

 道医療労働組合連合会(道医労連)は9日、道内の医療機関や介護施設で働く看護師への緊急アンケートの結果を発表した。新型コロナウイルスの感染急拡大で約6割が身体的負担を感じ、精神的負担を感じている人も7割に上った。

 アンケートは道内全域の病院や介護老人施設で働く看護師305人に、感染が急増した11月16日~12月3日に書面で行った。「今働いていてつらいこと」の回答で最も多かったのは「精神的負担」で73・4%。次いで「身体的負担」が65・2%、「賃金・労働条件」が54・4%、「誹謗(ひぼう)・中傷」が12・8%だった。

 精神的負担の内容は「感染への恐怖・不安」が35%と最も多く、「行動制限」と「業務の多さ」がともに8・2%だった。身体的負担の内容は「人員不足」が22・5%、「業務量増加」が13・2%だった。

 自由記述では「病院内に看護スタッフが足りず、自分の子どもが熱を出しても休めない」「面会制限のためみとりの場面で家族を立ち会わせられないのが精神的に負担」「コロナ陽性患者と関わった後家に帰るのが重い」「休憩室が狭すぎる」などの切実な声が並んだ。

 「誹謗・中傷」の具体的な内容では「周りの人から距離を取られる」「夜中に『コロナいますか?』という嫌がらせの電話が鳴る」などがあった。

 道庁で会見した道医労連の鈴木緑・執行委員長は「医療現場の看護師は緊張や不安、恐怖を感じながら日々頑張っているが、コロナによる医療介護施設の経営悪化で賃金も下がり、使命感だけではもう限界に来ている。道や国は、看護師が安心して働けるための対策を早急に講じてほしい」と訴えた。(斎藤徹)

当初は札幌にも派遣要請検討

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、北海道は自衛隊に旭川市への災害派遣を要請し、9日に支援活動が始まった。こうした自衛隊の支援について、道は札幌市についても要請を一時検討していた。

 鈴木直道知事は9日の道議会予…

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