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 さいたま市の市立小学校で児童や教員らの新型コロナウイルス感染が後を絶たない。濃厚接触者らの有無を調べる市保健所の聞き取りに対し、発熱などで病欠している教員がいることを学校側が報告せず、後に感染が判明したケースもあり、市保健所は「欠勤の事実を知っていれば、対応も変わったかもしれない」としている。

 市によると、ある市立小学校で11月18日に女子児童の感染が判明した。父親が発熱などを訴えて16日に陽性となっており、濃厚接触者として、この児童と姉、母親がPCR検査を受け、3人とも無症状ながら感染がわかった。

 市保健所が他の児童や教員との接触歴を学校に聞いたところ、この児童は金曜日の13日を最後に登校していなかった。厚生労働省の指針によると、無症状陽性者からの感染可能期間を「検体採取の2日前以降」としており、市保健所は濃厚接触者はいないと判断。検査対象を広げることなく、学校側も学級閉鎖は行わなかった。

 だが、市保健所の聞き取りの時点で、児童の担任教員がすでに発熱などを訴えて欠勤していることを学校側は伝えていなかった。その後、この教員は自主的に検査を受け、20日に感染が判明した。このため、市保健所は担任教員と接触のあった担任学級の児童36人、教員8人を検査。23日に児童3人の感染が新たに判明した。

 また、8人の教員の1人も再検査で陽性となり、その母親も12月に感染が判明。相次ぐ陽性者に同小は2度にわたり臨時休校の措置を取った。さらに担任教員と以前に会食するなどした別の学校の教員の感染も確認され、その両親も陽性に。結果、同小関連の感染者は児童・教員計6人、濃厚接触者や家族なども含めると計13人になった。

市教委「聞かれなかったから言わなかった」

 市保健所によると、担任教員の…

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