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 新型コロナウイルスのPCR検査を低価格で受けられる民間の施設が、東京都心などに相次いでオープンしている。数千円という費用で、出張や帰省を予定する人の人気を集める。ただ、タイミングや精度によっては実際に感染していても「陰性」と判定されることがあり、厚生労働省は注意を呼びかけている。

 飲食店や雑居ビルがひしめき合う東京・新橋。JR新橋駅の目の前にあるビル1階に「新型コロナPCR検査センター」と大きく書かれた施設がある。昼時には、会社員らが次々と施設に入っていった。

 センターは4日に開設されたばかりだ。運営するのは工務店で知られる「木下グループ」(東京)の子会社だ。グループ内には医療法人があり、その監修を受けながら運営しているという。

 検査は完全予約制。センター内で唾液(だえき)を採取し、陽性か陰性かは翌日にメールで通知する。原則として医師による診察はなく、費用は2900円(税別)。同グループによると、検査機器の一括購入などで低価格を実現したという。

年内予約、すでにいっぱい

 「値段が安いので、迷わず予約した」。週末に京都府の実家に帰省する予定という会社員女性(26)はそう話す。「自分が感染させるかもしれないという不安もあったが、なにより高齢の両親を安心させたかった」

 メーカーに勤める会社員男性(36)は出張を控え、検査を受けにきた。以前、地方に出張した際に「東京からは来ないでほしい」と仕事先から言われたことがあったという。検査で「陰性」と判定されれば、「取引先も安心してくれるはずだ」と話す。

 この施設では1日あたり最大780人を検査できるが、年内の予約はすでにいっぱいだ。渡航などで証明書が必要な人を対象に医師のオンライン診断も受け付けていたが、予約が殺到したため、現在は受け付けを停止している。

 当初はグループ内の従業員や企業向けに検査をしていたが、その経験を踏まえて一般向けのセンターを開設した。今後、新宿・歌舞伎町など首都圏の6カ所で開業し、地方にもセンターを開く予定という。

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