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 米製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、カナダ保健省が9日、緊急承認した。ファイザーのワクチンの承認は、英国、バーレーンに次ぎ3カ国目となる。年内には24万9千回分を受け取り、医療従事者から接種を始める。米国も10日に食品医薬品局が諮問委員会を開き、可否を決める。

 カナダ保健省は、ファイザーから10月9日に申請を受けて、最終治験と並行して逐次審査を行ってきた。接種対象は16歳以上としている。審査は、ほかの薬品の審査と同じ厳格さで行われたとしている。

 ワクチンはファイザーのベルギー工場から週内に空輸される。カナダ政府は21年にファイザーから最低2千万回分のワクチンの供給を受け、最大5600万回分の追加を求めることができる契約を結ぶ。ほかに3社のワクチンを審査中で、米バイオ企業モデルナのワクチンも近く、承認される見込みだ。

 英国は2日に初めて承認し、8日に接種を始めた。(ワシントン=香取啓介)