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 韓国の人気男性アイドルグループBTSをめぐり、世界的に活躍する大衆芸能分野のアーティストに軍隊の入隊延期を認める法案が、韓国の国会で可決された。現在も北朝鮮との休戦状態にあることから、男性に厳格な兵役義務が課されている韓国では異例のことだ。入隊すれば少なくとも1年半は芸能活動ができなくなるため、ファンらの間で法案審議の行方に関心が集まっていた。今回の法改正は韓国のポップカルチャー界にどう影響するのか。韓国の兵役に詳しく、予備軍訓練に参加した経験もある北海商科大学の水野俊平教授に聞いた。

 ――今回の動きをどう見ますか。

 入隊の「延期」なので、兵役が免除されたり期間が短縮されたりするわけではありませんが、大衆芸能の分野では初めてのことです。BTSが韓国の歴史の新たな道を開いたといえるでしょう。アーティストが人気の絶頂を迎えるのは20代のうちが多いですが、これまでの法律ではそのうちの1年半以上にわたって活動を休止せざるをえませんでした。それを30代に延ばすことが可能になったという点で、芸能界にもたらすメリットは大きいと思います。

 ――延期が認められる基準はどんなものですか。

 文化体育観光相から、韓国の国際的地位を高めるために貢献したと認められた大衆芸能分野のアーティストが対象となります。具体的な判断材料の一つが、韓国の文化勲章を受章することです。BTSは2018年に受章しており、基準を満たしていることになります。進学状況などによって入隊期限は異なりますが、適用されればこれまで最も遅くて原則28歳だった期限を、30歳まで2年間延期して活動を続けることができます。

 ――これまでも、スポーツ選手…

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