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 前園長が子どもに高圧的な態度で接したり、服を引っ張ったりするなどの虐待を繰り返したとして、福島県が二本松市平石高田2丁目の認可保育園「すまいるえくぼ」に改善命令を出したことが県などへの取材で分かった。前園長は虐待を認め、すでに退任している。

 県などによると、前園長の女性は数カ月間、子どもが泣くほどの大声で暴言を浴びせたり、服を引っ張ったりする行為をしたという。11月中旬、関係者からの相談を受けた市が県に連絡。県が聞き取り調査をした結果、前園長による「著しい暴言と体罰」があったと認定した。11月18日付で園に改善命令を出し、前園長を保育から外すことや報告書の提出などを求め、県警にも通報したという。

 園は11月中旬に保護者向けの説明会を開き、前園長が自ら説明して、保護者と子どもに謝罪したという。前園長は責任を取って11月中に辞めた。現在、園には0歳~3歳の子ども約20人が通っているという。

 新たに就任した安田喜市郎園長(69)は取材に「けがをした子どもがいるとは聞いていない。子どもが安心して、自分の思いや行動を表せるような園にしていきたい」と話した。(力丸祥子、小手川太朗)