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 新型コロナウイルスからの経済再生と環境対策を両立させる「グリーンリカバリー」(緑の復興)が実現すればパリ協定の目標は達成できる――。国連環境計画(UNEP)は9日、そんな内容の報告書を公表した。

 公表されたのは「ギャップリポート」という報告書。温暖化対策の国際ルール「パリ協定」では、今世紀末の気温上昇を産業革命前から2度未満、できれば1・5度に抑えることを目指している。報告書は、この目標を達成するために削減すべき排出量と、現在の排出量とのギャップ(差)を示している。

 報告書によると、2019年の世界の温室効果ガス排出量は二酸化炭素換算で590億トン。10年以降、年1・4%ずつ増え、気温は今後、産業革命前に比べて3・2度上昇する計算という。20年の排出量は新型コロナによる経済活動の停滞で7%減ったが、気温上昇を0・01度抑える効果しかない。だが、グリーンリカバリーができれば排出量は約25%減の440億トンになり、気温上昇は目標の2度未満に届きうるという。

 技術開発に加え、化石燃料への…

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