拡大する写真・図版みずほ基地へ向かい、360度白い氷原を行く雪上車。計約20トンのそり列をひいてゆっくり走る=2020年10月9日午後1時35分、南極大陸・内陸、ドローンで撮影、中山由美

[PR]

 南極大陸の内陸は零下約90度を記録し、地球上で最も寒い、生命を寄せ付けない世界だ。内陸に眠る氷は、太古からの地球環境の変化を刻み続ける。観測隊は深さ3千メートル超まで氷を掘り気候変動を解明してきたが、100万年前の氷に迫る新たな挑戦が始まる。その準備の燃料輸送や観測のため、10月にみずほ基地へ遠征した61次越冬隊に、記者が同行した。(昭和基地=中山由美)

 10月6日朝、昭和基地で見送る仲間が「One Team!」と書いた旗を掲げて大きく手を振る。7人の隊員らが目指すのは、270キロ離れた、大陸内陸にあるみずほ基地だ。

 海氷を走り大陸へ上がると、11トンの大型雪上車4台に燃料や食料、観測物資などのそりをワイヤでつなぐ。最大7台計約20トンの長いそり列を引いて走り出す。360度見渡す限り白い氷原へ。旅が始まった。

たたきつける雪粒、ブリザード、オーロラ…南極大陸の旅を動画と写真で紹介します。

 任務は、気象や雪を観測するこ…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。