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 来年1月、「大学入試センター試験」に代わって初めて実施される「大学入学共通テスト」に向けて今やるべきことは何か。志望校をどう選べばいいのか。河合塾名駅キャンパス(名古屋市中村区)の高瀬英幸校舎長(48)に聞いた。

 ――大学入学共通テストの傾向を改めて教えてください。

 「共通テストは『思考力・判断力・表現力』を一層重視した作問になります。各教科で図や資料を組み合わせ、考えさせる問題が増えるでしょう」

 「特に注意が必要なのは、構成と配点が変わる英語です。発音やアクセント、語句整序を単独で問う問題がなくなり、読解問題中心になるでしょう。リーディングとリスニングの配点がそれぞれ100点と均等になります。国語の現代文は『評論』と『小説』の2題が定番でしたが、詩や文章と資料の組み合わせなど新しいタイプの問題が出る可能性があります。数学Ⅰで予想されるのは問題文に2人の人物が登場し、会話中の空欄に入る数字などを選ぶ形式です。難易度はさほど変わらないものの、読み取りができるかがポイントになります。試験時間は60分から70分に延びます。2018年に行われた共通テスト試行調査(プレテスト)では、世界史で前問の解答と連動し、正答の組み合わせが複数ある問題も出されました。ちなみに、正答率は49%でした」

 ――今年度は新型コロナウイルスの影響もあります。志望動向に変化はありますか。

 「人気が上昇しているのは薬、医療、保健福祉など将来の仕事に直結している学部。リーマン・ショックのときも資格系に注目が集まり、文系では教員養成が人気でした。一方、今は政治、法、経済などの学部の人気に陰りが見えています」

 「地元志向が強くなっているのも特徴です。地方から関東地区の大学を志望する受験生の割合が減っています。東海地区も前年から2%ほど減っています。また、東海地区ではやや国公立大を敬遠し、私立大を手厚く受験しようとする傾向が出ています。共通テストを警戒しての動きだと思います。さらには早稲田大や上智大など、大がかりな入試改革を実施する大学が避けられています」

 「ただ、私は積極的にチャレンジした方がいい年だと考えています。なぜなら、強力なライバルが例年よりも少ないからです。センター試験の実施が最後だった昨年度の受験生は、浪人を避けて現役合格にこだわる傾向がありました。18歳人口も減っています。競争緩和に向かっているだけでなく、難関大ほど既卒生減少の影響が大きい。果敢にチャレンジすると成功する可能性が高いと思います。新テストの難易度は全体的に高まると言われており、傾向をつかむための過去問題もありませんが、条件はみんな一緒です」

 ――受験まで1カ月半を切りました。今やるべき対策は。

 「テストは新しくなりますが、…

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