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 詐欺事件の判決期日を延期させるために偽の診断書を提出したとして、東京地検公判部は10日、東京都足立区、職業不詳の小柴仁一容疑者(66)を変造有印私文書行使の疑いで逮捕し、発表した。裁判を担当する公判部が容疑者を逮捕するのは異例。

 公判部などによると、小柴容疑者は昨年12月、収入があるのを隠して区から約160万円の生活保護を受けたという詐欺罪で起訴された。公判では懲役2年を求刑され、11月6日が判決期日だった。

 小柴容疑者は判決前日の5日、医師の署名が入った診断書を「出頭できない」などという内容に書き換え、弁護人を介して東京地裁に提出した疑いがある。診断書の提出を受けて判決は12月9日に延期されたが、小柴容疑者は現れなかったという。