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 遊戯施設や家庭でのトランポリンによる事故が相次いでいる。消費者庁によると2年前から増加傾向にあるといい、使うときは注意するよう呼びかけている。

 今年3月、大阪府の遊戯施設で遊んでいた10代男性がトランポリンの外に落下し、左ひじの関節を脱臼骨折した。これを受け、消費者庁が全国の消費生活センターから寄せられた事故情報を調べたところ、2010年4月~今年9月に40件起きていた。

 17年までは年4件以下だったが、18年に7件、19年に8件、今年は9月末までに5件と増加傾向だ。「14歳の少年が同じトランポリンで遊んでいた子どもと衝突して落下し、口から大量に出血して歯が抜けた」という事例もあった。

 発生場所は遊戯施設が23件と最多で、家庭7件、学校など5件。けがの内容は、骨折12件、すり傷やねんざなど7件、刺し傷・切り傷6件と続いた。

 消費者庁によると、トランポリンを設置する屋内遊戯施設がここ数年で増えており、高く跳躍できる競技用の製品で気軽に遊べるようになった。トランポリンで遊ぶことを主な目的としている全国の28施設を調べたところ、24施設でこの5年に利用者がけがをしたことがあったという。

 消費者庁は▽トランポリンを初めて使うときは低めの高さから徐々に体を慣らす必要がある▽宙返りなど難易度の高い技には安易に挑戦しない▽一つのトランポリンを2人以上で同時に使用すると着地のタイミングによっては思わぬ高さまで跳んでしまうため、1人で使用する――といった注意を呼びかけている。(前田朱莉亜)