[PR]

 歌謡情報誌「月刊 歌の手帖」の販売元が発行部数を少なく伝えることで著作権料を不当に圧縮していたとして、日本音楽著作権協会(JASRAC)が未払い分を請求した訴訟の判決が10日、東京地裁(田中孝一裁判長)であった。判決は、20年近くに及ぶ過少申告を認め、当時の販売元のマガジンランド(東京)に対し、JASRACの請求通り約1億4400万円の支払いを命じた。

 判決によると、同社は少なくとも1998年12月号から2018年1月号まで、発行部数を全て1万部と申告したが、実際は3万部を超える月もあった。JASRACは発行部数に応じて歌詞や楽曲の使用料を定めているため、判決は著作権侵害を認めて未払い分の支払いを命じた。

 マガジン社は「判決文を見ていないのでコメントできない」とした。同社は、現在は発行事業を歌の手帖社(東京)に譲渡している。(新屋絵理)