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 民泊仲介サイト世界大手の米Airbnb(エアビーアンドビー、本社・サンフランシスコ市)が10日、米ナスダック市場で新規株式公開(IPO)を実施した。公募売り出し価格は1株68ドルに設定されていたが、初値は2倍以上の146ドルに達した。コロナ後を見据えた買い注文が殺到した。

 エアビー株は10日の取引時間中に一時、165ドルに上昇した。米メディアによると、時価総額は1016億ドル(約10兆6千億円)に達した。エアビーは35億ドルを調達し、今年最大のIPOになった。

 米国では、新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用について、米当局が間もなく承認するものと見込まれている。株式市場では、ワクチンの接種が広がれば、旅行需要も急回復するとの期待が広がり、エアビー株に買い注文が集まった。

 エアビーは前日の9日、同社株への需要が高まっているとみて、売り出し価格を当初想定よりも1割超高い68ドルに設定。10日の実際の初値は、その2倍を超える146ドルに上った。

 10日の終値は144・71ドルだった。(サンフランシスコ=尾形聡彦)