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 「私の『市政八策』を政策提言いたします」。10日にあった千葉県銚子市議会一般質問で、吉原祐真市議(28)=1期=がこう切り出したところ、議長から「一般質問は執行部の所信をただす場だ」と制止された。発言は来春の市長選を念頭に置いたものとみられるが、その後発言の修正を余儀なくされた。

 市長選を巡っては、9日の市議会本会議で現職の越川信一市長(59)が3選に向け立候補を表明した。

 吉原議員は10日、越川氏の過去の公約を詳細に引きながら「どれだけ実現したのか」と批判。越川氏が前日に述べた抱負も「信頼性がない」と断じた。

 坂本龍馬の「船中八策」になぞらえた「市政八策」発言はその後飛び出し、議事を止めて開かれた議会運営委員会は「市の行政事務について質問すべきで、自己の政策を披露する場ではない」と結論づけた。会議規則の「議員は市の一般事務について議長の許可を得て質問することができる」を根拠にしたという。

 議会終了後、吉原議員は「この場で立候補表明するつもりはなく、議長に止められなければ許された内容だったと思う」と語った。(高木潔)