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 フランスのカステックス首相は10日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染者数が高止まりしているとして、今月15日に予定していた制限緩和を一部見送ることを明らかにした。

 政府は当初、1日の新規感染者数が5千人まで下がることを前提に、今月15日から映画館や美術館、劇場などの再開を認める方針だった。だが、10日の新規感染者数は1万3千人を超えており、カステックス氏は「勝利にはまだほど遠い」と強調。これらの施設の再開をさらに3週間ほど先延ばしすると明らかにした。

 一方で、一定の改善傾向はあるとして、10月末からの外出禁止令は15日から緩和し、午前6時~午後8時の間に限って自由な外出を認めることにした。クリスマスイブの12月24日は例外的に夜間の外出を認めるものの、同31日については「感染再拡大の全ての要素が詰まっている」として、夜間は外出せず少人数で控えめに新年を祝うよう呼びかけた。

 フランスは秋の感染再拡大で11月6日に1日の感染者数が6万人を超えた。(パリ=疋田多揚)