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 兵庫県の井戸敏三知事(75)は11日、来夏に予定されている知事選に立候補せず、今期限りで退任すると県議会本会議で表明した。2001年の初当選から5期を務め、阪神・淡路大震災からの復興のかじ取り役を担ってきた。

 井戸知事は同県新宮町(現たつの市)出身。1968年に旧自治省(現総務省)に入省。阪神大震災翌年の96年、旧自治省大臣官房審議官から副知事を務めた。故・貝原俊民前知事が任期途中で辞職したことに伴う2001年の知事選で初当選した。

 阪神大震災の復旧・復興では1兆3千億円を県債で賄ったため、厳しい財政運営を余儀なくされた。豊富な行政経験で08年から3割の職員削減などの行財政改革に取り組んだ。

 10年に発足した全国初の広域連合「関西広域連合」の連合長も10年間務め、今月退任していた。(滝坪潤一、武田遼)