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 九州唯一のストリップ劇場「A級小倉劇場」(北九州市小倉北区)が、来年5月までに閉店することになった。新型コロナウイルスの影響で客足が遠のき、経営する女性の体調も思わしくないため、40年の歴史に幕を下ろす。規制強化もあり、全国でも少なくなった劇場が、また一つ消えようとしている。

 11月下旬、JR小倉駅に近い繁華街の裏路地。ビル2階にあるA級小倉劇場のステージで、女性が赤や青のライトを浴びて踊り、ポーズをとると、観客から拍手が起こる。約50の客席のうち埋まっていたのは20席ほど。女性客の姿もあった。

 経営する木村恵子さん(69)は「大してもうかる時代じゃなくなっていたけど、うちは安定した方だった。コロナさえなければだよ」と話す。

 木村さんは1980年ごろ、亡き夫と喫茶店を改装して劇場をオープンした。福岡・中洲で別のストリップ劇場経営に関わった経験はあったが、開業当初は複数の劇場がしのぎを削る時代。客に足を運んでもらうため、従業員総出で街中にポスターを貼ったり、広告用のトラックを走らせたりした。90年代には1日200人が訪れることもあった。

 各地のストリップ劇場ではかつて、作家の井上ひさしさんが働き、ショーの合間に萩本欽一さんやビートたけしさんが芸を磨いた。だが、過激なサービスが横行したこともあり、85年の新風営法施行で取り締まりが強化された。

 木村さんによると、規制強化の…

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