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 京都府や兵庫県を中心に栽培され、和菓子のあんこに使われる高級ブランドアズキ「丹波大納言小豆」が、外来種の雑草に脅かされている。アズキを覆うように繁茂して成長を妨げる。作付面積の減少も相まって、丹波大納言がピンチに陥っている。(杉浦奈実)

 9月中旬、京都府中部の丹波大納言の畑。葉の縁がギザギザの雑草が一面に広がり、丸っこい形をしたアズキの葉をすっかり覆い隠していた。熱帯アメリカ原産の草「フウリンホオズキ」だ。高さ70センチほどで、お盆飾りのホオズキに似た緑の袋がいくつもついていた。「すさまじいでしょう。アズキの産地の多くがこんな感じです」。京都大学農学部の冨永達教授(雑草学)は苦笑いする。

 国立環境研究所のデータベースによると、フウリンホオズキはオセアニアやアフリカ、ヨーロッパなどにも移入している。日本でもほぼ全国で見られる。輸入飼料に紛れた種が家畜のフンを経て、発酵が不十分な堆肥(たいひ)に混じって畑に入った可能性が指摘されている。

 府農林水産技術センターによると、府内で確認されたのは2010年度には1カ所だったが、16年度には府中部を中心に17の集落に広がった。

進む生産減少にさらなる逆風

 フウリンホオズキが問題なのは…

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