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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の業務を巡る汚職事件で、収賄罪で有罪が確定した文部科学省の川端和明・元国際統括官が、JAXAの業務委託を受ける宇宙関連会社に再就職したことについて、萩生田光一文科相は11日の閣議後会見で「OBとしていかがなものか。雇う方も雇う方じゃないか」と苦言を呈した。

 萩生田氏は、元統括官から文科省に報告があった後に再考を求めたとし、「再就職先がJAXAと関係の深い企業であり、文科行政に再び国民から疑念を抱かれかねず不相当」と批判。「仮に知見を生かした仕事をされるなら、誤解のないようにいい仕事をしてもらいたいというのは、せめてものお願い」と述べた。

 元統括官は、出向先のJAXAで理事だった2015~17年、贈賄側のコンサル会社元役員の営業先に便宜を図る見返りに飲食接待を受けたなどとして、懲役1年6カ月執行猶予3年などの判決を受け、昨年12月に失職。今年1月1日に宇宙関連会社の非常勤顧問に就いた。(伊藤和行)