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 山梨県山中湖村山中の東京大学演習林で11日、富士山噴火を調べている県富士山科学研究所の地層調査が報道公開された。約4千年前の地層までに、14回の噴火で降り積もったとみられる火山灰が確認できた。

 11月下旬に深さ約6メートルの縦穴を掘り、調査していた。地表に最も近い火山灰は、1707年の宝永噴火で降り積もり厚さ約55センチ。最後の山頂噴火とされる約2300年前の噴火の火山灰は厚さ約73センチだった。

 研究所は様々な現場の火山灰から噴出物の総量や噴火規模を分析してきた。吉本充宏主幹研究員(50)は「噴火で大量の火山灰が噴出されることを知り、実際の避難などに生かしてほしい」。亀谷伸子研究員(28)は「富士山は約300年間静かですが、4千年のスケールでみれば活発な火山。いつ噴火してもおかしくないことを知ってほしい」と話した。(河合博司)