[PR]

 とさでん交通(高知市)は10日、来年1月9日から路面電車の便数を大幅に減らすダイヤ改定を実施すると発表した。1日あたり平日は89便(12・8%)減、土日祝日は17便(3・2%)減らす。新型コロナウイルスの影響で利用客の減少に歯止めがかからず、今年度は、10億円以上の赤字が見込まれるという。

 同社は昨年11月も土日の便数を1日45便減らすダイヤ改定を実施していた。今回はさらに、通勤ラッシュにあたる平日の朝と夕方の便も削減の対象とする。

 特に大きく減るのは「朝倉」と「伊野」を結ぶ路線。往復便数は92便から46便に半減し、運行間隔も現行の21分から40~45分に拡大する。「領石通」と「後免町」を結ぶ路線も往復130便から120便に変更。昼間の「領石通」発着便は廃止する。

 終電の時間も繰り上げる。後免行きの最終便が「はりまや橋」を通過する時刻は平日で20分、土日祝日は40分早まる。桟橋行きも平日17分、土日祝日で33分早まるという。

 同社は今回のダイヤ改定による人件費の削減で、約2千万円の収支改善を見込んでいるという。また、慢性的な乗務員不足で対応が迫られている働き方改革も実現するとしている。(加藤秀彬)

関連ニュース