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 高松地裁で10月、養女への監護者性交の罪に問われた男性に懲役6年の実刑判決が下された。家庭内での性暴力を巡る裁判は全国で無罪判決が相次ぐが、この裁判では被害者の妊娠が立証の決め手となった、と司法関係者は言う。この経緯に疑問を持った記者(24)が、性暴力事件の裁判の現状や被害者の葛藤を取材した。

 香川県弁護士会の斉藤真吾弁護士(37)は、性被害者の支援団体の立ち上げに関わった経験を踏まえ、「家庭内での性暴力は防犯カメラや目撃者などの証拠が少ないため、立証は相当難しい」と話す。有力な物証である体液は、衣服に付着していたり、体内に残っていたりするが、被害直後でなければ採取することができない。妊娠が唯一の証拠となってしまうこともある。

 同じ高松地裁で2018年、当時13歳だった養女の体に触ったとして監護者わいせつ罪に問われた男性の裁判があった。男性は「触っていない」と否認。物証は乏しく、男性と養女の供述の信用性が争われた。

 高松地検が開示した事件記録に…

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