韓国を代表する映画監督の一人で、ベネチア国際映画祭の金獅子賞を獲得した「嘆きのピエタ」などで知られる、キム・ギドクさんが11日、滞在先のラトビアで、新型コロナウイルス感染症のため死去した。複数の韓国メディアが伝えた。59歳だった。

 1960年生まれ。30歳で渡仏し、路上画家として生活を送る。パリで見た映画「羊たちの沈黙」「ポンヌフの恋人」に衝撃を受け、帰国後に映画のキャリアを始める。96年、「鰐~ワニ~」で監督デビュー。2000年にベネチア映画祭に出品した「魚と寝る女」が絶賛され、国際的な注目を集めることになった。

 残虐な借金取りの男性が母親を名乗る女性の出現で人間の心を取り戻す「嘆きのピエタ」が12年のベネチア映画祭で金獅子賞を獲得し、カンヌ、ベルリンを含む3大国際映画祭で韓国に初めての最高賞をもたらした。他の代表作に「うつせみ」「アリラン」など。俳優オダギリジョーが出演した「悲夢(ひむ)」「人間の時間」でも注目された。

 一方で17年には、俳優の女性…

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