米食品医薬品局(FDA)は11日、米製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、緊急時使用を許可した。米全土に、まず約300万回分のワクチンが配布され、医療従事者や介護施設入所者から接種が始まる。
ファイザーのワクチンの一般への使用が許可されたのは、英国、バーレーン、カナダ、サウジアラビア、メキシコに続き6カ国目。
10日にはFDAの諮問委員会が、16歳以上の接種について、リスクより便益が勝ると判断し、緊急時使用許可を認める勧告を出した。治験では新型コロナの発症を防ぐ効果は95%とされ、重大な安全上の懸念は見つかっていないという。FDAのハーン局長は「このワクチンは安全性や効果、製造工程の質についてFDAの厳格で科学的な基準を満たした」とコメントした。
ファイザーは米政府と来年3月…
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朝日新聞国際報道部