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 将棋の第28期銀河戦(囲碁・将棋チャンネル主催)の決勝を収録した番組が12日、配信・放送され、藤井聡太二冠(18)が糸谷(いとだに)哲郎八段(32)を破って初優勝した。藤井二冠は収録した10月時点で18歳2カ月で、全棋士が参加する同棋戦では最年少での優勝を果たした。

 藤井二冠は決勝トーナメントで永瀬拓矢王座(28)らを破って、決勝に進出した。決勝は定跡にない力勝負になったが、藤井二冠が中盤で戦機を捉えて優勢を築き、押し切った。藤井二冠は「強い方と対戦して成長できた。この経験を生かして今後も頑張っていきたい」と話した。

 銀河戦は、持ち時間を使い切ると1手30秒未満で指す早指し戦。「これまで1手30秒の棋戦では、なかなか結果が出なかった。優勝できて自信になった」と藤井二冠。これまでの優勝の最年少記録は、渡辺明名人(36)=棋王、王将と合わせて三冠=の21歳4カ月だった。

 藤井二冠は朝日杯将棋オープン戦で2回、新人王戦で1回優勝しており、タイトル戦を除く一般棋戦での優勝は今回が4回目。今年度の成績は33勝8敗で、勝率8割5厘は全棋士の中で1位だ(対局数が少ない棋士を除く)。次の対局は、現在の成績が6勝0敗のB級2組順位戦で、野月浩貴八段(47)と対戦する。(村瀬信也