[PR]

 ホームセンターの島忠をめぐるニトリホールディングスとの争奪戦で、DCMホールディングスが白旗をあげた。島忠への株式の公開買い付け(TOB)が成立しなかった、と12日発表した。より高値で実施している家具大手ニトリによる買い付けが近く成立する公算が大きい。

 ホーマックやカーマなどのホームセンターを運営するDCMは、島忠株の公開買い付けを11日まで実施していた。買い付け価格は1株あたり4200円。ニトリの示した5500円より低く、応募は1%に満たなかった。

 島忠は当初、DCMによる買い付けに賛同していたが、ニトリがこれに対抗して、より高値での買い付けを表明すると、一転してニトリの提案に賛同した。DCMは、買い付け価格をニトリよりも引き上げるなどの対応は取らなかった。

 DCMの広報は「M&A(企業合併・買収)が当社の成長にとって重要な戦略の一つであることに変わりはない」とのコメントを出した。ニトリは島忠株の買い付けを28日までの予定で進めている。(中島嘉克)