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 開催100回を迎えたサッカーの天皇杯全日本選手権で、新顔が快進撃をみせている。街の社会人チーム、広島県代表の福山シティFC。タクトを振るうのは国内では極めてまれな存在、大卒1年目22歳の「プロ監督」だ。

 県代表決定戦を制して出場切符をつかんだ福山シティ。初戦となった9月30日の2回戦は、相手の強力アタッカーを狙い通り封じた。球の保持率を上げ、前半に奪った1点を守り切った。10月28日の3回戦も出場13回を数える相手に2―0で快勝。終了間際に交代で送り出した選手が得点するなど采配が的中した。

 「攻守で主導権を握るサッカー」を掲げる小谷野拓夢監督は語る。「初戦で自分たちの戦い方が、全国の舞台でも通用すると手応えを得られたのが大きい」

 茨城の強豪・鹿島学園高出身。2年生時のスペイン遠征で、欧州の同年代に衝撃を受けた。指導者の意図をくみつつ能動的に動いていた。一方、自分たちは指示を忠実に守ることばかり気にかける。ピッチに立つのではなく、ベンチで采配する職業に興味がわいた。

 高校卒業後、海外の指導者資格…

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