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 外科医の誕生日に手術を受けた患者は、それ以外の日に手術を受けた患者より術後の死亡率が約2割高い――。そんな研究結果を慶応大と米カリフォルニア大ロサンゼルス校などのチームが、米国の医療データの分析からまとめた。誕生日で注意散漫になることが原因の可能性もあるという。

 慶応大の加藤弘陸(ひろたか)特任助教(医療経済学)らは、米国で2011~14年、心臓や肺、骨などの病気で緊急手術を受けた65~99歳の患者約98万人の術後30日以内の死亡率と、その手術を担当した外科医約4万7千人のデータを分析した。分析は高齢者を対象とする医療保険制度(メディケア)の患者データなどを用いた。

 その結果、外科医の誕生日以外の日に手術を受けた患者は、死亡率が5・6%だったが、誕生日に手術を受けた患者は6・9%で、死亡率が約1・2倍に増加する傾向にあった。患者の重症度や年齢、人種、性別などの要因を考慮した結果、統計上有意な差が見られたという。

 理由についてチームは、誕生日…

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