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 「外国人の視点から見た四国遍路の魅力」をテーマにした徳島大学のオンライン講演会が10日夜にあった。徳島県上板町の四国八十八カ所霊場6番札所・安楽寺の漆塗りの天井が美しい部屋から、ウェブ会議システム「Zoom」で中継した。

 遍路を研究するモートン常慈(じょうじ)・徳島大教養教育院准教授(51)が講師を務めた。安楽寺は徳島藩主が宿泊・休息したというかやぶき屋根の方丈(居室)があり、宿坊は温泉や畳の間で疲れを癒やせるのが人気で、外国人の宿泊が2011年の67人から18、19年は500人台に増えたと紹介。「古事記」を英訳した英国人研究者チェンバレンが19世紀末に著した文章や、第2次世界大戦中の観光案内で四国遍路がとりあげられていると語った。

 対談した畠田秀峰(しゅうほう)住職(69)は外国人がつづった遍路体験が自分の体験と同じだったと発見を語り、「本当の自分探しの旅は、民族や国境を超えて世界共通のものであると思うようになった」と話した。

 講演の様子は来年1月21、28日の午前11時と午後8時から、県内のケーブルテレビで放映し、動画投稿サイトユーチューブでも配信する。(斉藤智子)

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