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 ドイツ政府は13日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ロックダウン(都市封鎖)を強める方針を決めた。16日からはスーパーや薬局、銀行など日常生活に必要な店を除く大半の商店を1月10日まで閉鎖し、学校も原則として閉じる。ドイツはフランスなどと比べて緩やかな制限策をとっていたが、新型コロナの感染者数や死者数がこれまでに最も高いレベルで推移しており、方針転換を迫られていた。

 ロックダウン強化は、メルケル首相と各州首相らがテレビ会議を開いて決めた。11月から導入していた「部分的ロックダウン」では飲食店や娯楽施設などを閉じつつ、商店や学校などは開けていたが、今後は一般商店や美容室なども閉鎖する。

 飲食店は持ち帰りや配達での販売はこれまで通り認めるが、公共の場で酒類を飲むことは禁止する。また、大みそかや元日に大勢で集まることや、恒例の年越し用の花火の販売を禁じるほか、国内外の旅行の自粛、企業の事務所閉鎖も求める。

 記者会見したメルケル氏は「医療システムに大きな負荷がかかっている」と方針転換の理由を述べた。ドイツは1日の新規感染者数が11日に2万9875人、死者数が598人と過去最多を記録した。(ベルリン=野島淳)