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 フランス政府はイスラム過激派対策として、共和国の理念に反する行為を罰することなどを盛り込んだ法案を9日に閣議決定した。相次ぐテロを背景に、男女平等や、政治と宗教の分離といったフランスの価値観を徹底させて同化を迫る狙いだ。(パリ=疋田多揚)

 法案はマクロン大統領が10月、過激なイスラム主義がフランスの一体性を損ないつつあるとして、「分離主義者」を取り締まるために必要だと訴えていた。

 9日に記者会見したカステックス首相は「イスラム過激思想が社会に憎しみや暴力を広げようとしている」と強調。7日の仏紙ルモンドのインタビューでは「共和国の敵はイスラム過激主義だ」と指摘。許容できない実例として、スポーツクラブで「アラー(神)以外に頭を下げないという理由で柔道で対戦相手にお辞儀をしない」、「学校についていけない子どもの支援団体が、フランスを憎むよう説いている」ことなどをあげた。

 法案では「分離主義的な圧力」…

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