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 米大統領選で不正があったと訴えるトランプ大統領のツイートを在米中国大使館の公式アカウントがリツイートし、同大使館が「アカウントがハッキングされた」として火消しに走る騒ぎがあった。

 中国大使館がリツイートしたのは「民主党がインチキを働いた選挙結果が、なぜすぐに覆されないのか?」とするトランプ氏の9日の投稿で、中国政府がトランプ氏の主張を支持していると受け止められかねない内容だった。

 中国大使館は9日深夜、問題のリツイートを削除した上で、ツイッターで「アカウントがハッキングされた。このような行為を非難する」との声明を出した。

 真相は不明だが、トランプ氏の「米国第一主義」が米国の国際的地位を低下させており、結果として中国の台頭を助けているという見方もあるだけに臆測を呼んでいる。

 中国の外交部門ではツイッターをめぐる騒動がたびたび表面化。9月には劉暁明・駐英国大使のアカウントがポルノ動画に「いいね」を付けていると指摘され、在英の中国大使館が「反中勢力が悪意を持って大使のアカウントを攻撃した」と声明を出した。(北京=高田正幸)