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 宮崎県は14日、宮崎市田野町の養鶏場で死んでいた鶏からH5亜型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。県内の発生は今季6例目で、採卵鶏の養鶏場は初めて。飼育する7万羽に加え、関連2農場を含む3カ所約12万6千羽の殺処分を始めた。

 また、日向市の養鶏場でも14日、死んだ鶏から簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応があり、県が詳しい検査を進めている。

 県によると、宮崎市の養鶏場から13日、鶏16羽が死んでいると宮崎家畜保健衛生所に連絡があった。簡易検査で陽性だったことから、遺伝子検査を実施し、14日午前4時に感染を確認した。

 養鶏場の従業員が、宮崎市清武町の二つの関連養鶏場でも飼育作業をしていたため、県はウイルスが広がっている可能性があるとして2養鶏場の計5万6千羽も殺処分の対象とした。

 県は自衛隊に災害派遣要請をし、県職員や市職員らを含む計約300人が14日午前、鶏の殺処分を始めた。

 今回の感染判明で、該当養鶏場から鶏や卵が動かせない半径3キロ以内の「移動制限区域」は3農場(8万7千羽)、持ち出しが制限される10キロ以内の「搬出制限区域」は3市1町にまたがり15農場(22万4千羽)に及ぶ。

 宮崎県内では今季、日向市、都農町、都城市(2件)、小林市で発生しており、これまでに計20万9千羽を処分している。(矢鳴秀樹)