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 他人名義で不正に開設された口座から現金を引き出したとして、埼玉県警は14日、中国籍の男女を窃盗容疑で追送検した。現金の一部は計約9800万円の不正流出が確認された証券大手SBI証券の顧客6人のうち4人の口座のもので、男は中国の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」のアルバイト募集の投稿を見て加担したと説明しているという。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、2人は同県川口市の19歳の専門学校生で、8~9月、不正に開設された銀行口座などから同市内のコンビニATMで計約520万円を引き出した疑いがある。県警はこれまでに計約160万円の不正引き出し容疑で2人を2回逮捕。追送検分と合わせた総額約680万円のうち600万円余りが、埼玉県内の40代男性らSBI証券の顧客4人の証券口座から流出した計約6800万円の一部にあたることを確認したという。

 証券口座からの送金先は、いずれも4人と同じ名義で7~8月に大阪府内の窓口で偽造の保険証などを使って不正開設されたゆうちょ銀行の4口座。出国済みのベトナム人名義の銀行口座などに再度送金され引き出された例もあるという。県警は1口座の1日の限度額を超える額を引き出したり、身元を特定しにくくしたりする意図があったとみている。

 男女の在留資格はいずれも留学で、同居の交際関係にある。男はこれまでの調べに、「微信の投稿を見てバイトに応募した。別の中国人から指示を受けた」「お金が欲しくてやった。30万円ほどの報酬を受けた」。女は「男から聞いてやった」などと述べているという。

「闇バイト」 水面下で多発

 中国の犯罪に詳しい一橋大学大…

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