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 東京オリンピック(五輪)で初採用となるサーフィン。7日、2024年パリ五輪でも行われることが決まった。しかし、会場はパリでもなければ、フランス国内でもない。パリとほぼ地球の反対側で、1万5千キロ以上離れた、南太平洋にあるタヒチだ。異例の分散開催になるだけでなく、日本国内には類がない「危険」な波だという。

 東京五輪のサーフィン会場は、千葉県の太平洋に面する釣ケ崎海岸(一宮町)。年間60万人ものサーファーが訪れる国内の「聖地」の位置づけで、昨年からは日本一を決める「ジャパン・オープン」が開催されている。

 一方、約120の島々からなる仏領ポリネシアのタヒチは、パリから1万5700キロ離れている。むしろ距離的には、9500キロの東京の方が近い。

 世界有数のリゾート地として有名な上、周辺は大きな波が起き、世界トップのツアー大会でも会場になっている。こちらも海外のサーファーにとっては有名な「聖地」の一つだ。

「かなり危険」なタヒチの波

 ただ、波といっても国内の波とはワケが違う。タヒチの波に乗った経験がある東京五輪代表候補の村上舜(23)は「一般の人には、かなり危険」と説明する。深い水深が急に浅くなる地形のため、特徴的な巨大な波が生まれるという。「乗りこなすにはプロでも相当の技術が必要になる。国内に似た波がない」

 日本選手の強化や代表選考の面でも、日本代表関係者は動揺を隠せない。日本では体験できない大波に、井本公文強化委員長は「タヒチなら嫌だという人もいるかもしれない」と言う。

 海外を活動拠点とする選手はまだ少なく、国内大会で優秀な成績を収めてもタヒチで通用するかどうかは見通しが立たない。「どう選考するのがいいか考えて、早く選手に伝えないといけない」

理由はサーフィンの起源

 そもそも、なぜパリ五輪の会場にタヒチが選ばれたのか。

 「タヒチが、世界最高のアスリ…

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