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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた今季のプロ野球をめぐり、12球団の社長らが朝日新聞の取材に応じた。選手らの新型コロナの感染もあったが、13年ぶりのリーグ2位と躍進したロッテの河合克美オーナー代行兼球団社長が、インタビューで今季を振り返り、将来の経営ビジョンも語った。

 ――開幕に向けて自治体との話で苦労した点はありますか。

 「新型コロナウイルスが流行し始めた最初の段階では、全く何もわかっていない状況だった。そのタイミングではアルコールすらなくて、(検温の)サーモグラフィーはどこにあるかもわからない。開幕までに手配ができるか、コストはどうなのかわかってもなかった」

 「スポーツが停滞する中で、千葉はスポーツを県民を元気づける目玉ツールにしたい、という意識が非常に高い行政だと思った。そのため、行政の壁が厚くて何かができなかったとかはない。実際に、ロッテの選手から感染者が出たが、市の保健所とはしっかりコミュニケーションがとれていたので、興行を回すことを頭に入れながら濃厚接触者などの判断をしていただいた」

 ――ロッテで感染者が出た事例は、来年にいかせますか。

 「チーム内の感染者はうちの球団だけではないが、球界全体のノウハウになると思う。NPB(日本野球機構)が今季を総括して、次にどういう課題をクリアすべきか、球界で来季に向けて動いている」

 ――観客動員の制限もあって、今季の本拠地の入場者数は昨季から77%減となりました。

 「2019年は入場者数が166万人で今年は約39万人と、4分の1になった。18、19年の決算ではようやく黒字化にできたが、それは観客動員数が150万人を超えたから。それでも平日の稼働率は低く、年始めには社員に『観客動員数をまだ上げられる余地がある』と話していた。だが直後にコロナが広がり、このストーリーができなくなった。今年は数十億円規模の赤字になるだろう」

 ――入場券収入や飲食の売り上げが見込めない状況で、eコマース(ネット上の電子商取引)は好調だったそうですね。

 「例えば、ボトルガム。ドラフ…

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