住宅全焼、焼け跡から4人の遺体 全員子どもか 長野
14日午後10時50分ごろ、長野県佐久市臼田の村山統一(のりかず)さん方から出火、木造2階建て住宅が全焼し、焼け跡からいずれも子どもとみられる4人の遺体が見つかった。県警佐久署は村山さんの家族や知人家族とみて、身元や出火原因を調べている。
同署によると、火事は隣接する住宅にも延焼し、約5時間後に鎮火した。村山さん夫婦は出火当時、不在だったという。村山さんの子どもと、村山さんの知人女性とその子ども4人の計6人がいたとみられ、うち女性と子ども1人が避難して無事だったといい、同署が確認を急いでいる。
近所に住む女性によると、14日午後10時半ごろに子どもの騒ぐ声と「バチバチ、ドンドン」という音が聞こえた。窓から見ると、激しく炎があがり、屋根まで炎に包まれていたという。
別の住民によると、村山さんは東京都在住で、2019年春にこの場所に家を借り、隣の佐久穂町の私立小学校に通うため、主に妻と息子が住んでいたという。14日夕には、楽しそうに村山さん方に入っていく他の家族の子ども2人の姿を見たという。この小学校によると、火災に児童2人が巻き込まれたという。
また別の住民によると、村山さん宅には、息子の小学校の友人らが遊びに来て、頻繁に「お泊まり会」をしていたという。「夏には庭でバーベキューをしたりして仲が良さそうだった。学校の友人が台風被害にあった時には避難先として受け入れていた」と話した。
現場は県東部の千曲川沿いにあるJR小海線龍岡城駅の西約1キロの住宅街。
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