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 神奈川県座間市のアパートで2017年、15~26歳の男女9人の遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交殺人罪などに問われた白石隆浩被告(30)に対する裁判員裁判の判決が15日午後2時から、東京地裁立川支部で言い渡される。

 争点は、被害者の殺害承諾の有無だ。検察側は、11月の論告で死刑を求刑している。

 9月の初公判以降、審理は計23回行われた。白石被告は法廷で、一貫して起訴内容を認め、9人全員について「承諾はなかった」と説明した。検察側は、被告の主張は合理的で信用できるとし、「金・性目的の単なる自己中心的な殺人」と指摘。論告で「万死に値する行為だ」と訴えた。

 一方、弁護側は「自殺願望を持つ被害者から殺害の同意を得ていた」として、法定刑が軽い承諾殺人罪の成立を訴えた。起訴前に行われた精神鑑定は不十分で、「何らかの精神疾患がある」とも反論した。

 起訴状によると、白石被告は17年8~10月の2カ月間に1都4県に住む男女9人をロープで首を絞めて殺害。それぞれから数百~数万円を奪い、女性8人に性的暴行をしたとされる。(加藤あず佐、西村奈緒美)