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 1人の独身女性を巡って男性たちが争うリアリティーショー「バチェロレッテ・ジャパン」(アマゾンプライムビデオで配信中)が話題を呼んでいる。これまでは男性が主役だったが、今回初めて女性が男性を選ぶ側になり、その主役女性の振る舞いが「かっこいい」と支持を受けている。時代を映すリアリティーショーの、男女逆転で見えたものとは。

 ハンサムで富や名声がある独身男性が、大勢の女性たちの中から結婚相手を探す「バチェラー」。アメリカで長年続く人気番組が2017年に「バチェラー・ジャパン」として日本に上陸し、すでに3シーズンが制作されている。今回の「バチェロレッテ・ジャパン」は、初の男女逆転版だ。

 主役である「バチェロレッテ」を務めたのはモデル・スポーツトラベラーの福田萌子さん。容姿端麗でスポーツ万能、実業家の娘である福田さんと付き合いたい独身男性17人が番組に参加した。福田さんはデートを通じて男性らと距離を縮めていくが、「完璧な存在。きれい、かわいい、スタイル最高」とアプローチした男性には「外見だけで完璧と言える?」とぴしゃり。自分の浮気が原因で離婚歴があることを明かした男性に対してはとっさに「結婚した経験値があるし、人を傷つけてしまったと感じている経験値がある」と冷静に受け止めるなど、回が進むごとに福田さんの振る舞いに注目が集まり、ツイッターに「#萌子推し」の書き込みがあふれた。

 「フェミニズムの機運が高まった2020年の新しいエンタメの形を見せた」と評価するのはワンメディア代表取締役で動画プロデューサーの明石ガクトさんだ。男女の立場が逆転したことで、自分がこれまで無意識に、「バチェラー」と呼ばれる主役男性視点で参加女性を値踏みしていたことにも気づいたという。

 明石さんは番組内のあるシーンに着目する。福田さんを抱きしめようとして拒まれた参加男性が、後にそのことを謝る場面だ。「バチェロレッテをイケメンが抱き寄せる場面が絵的には欲しいところ。実際に『バチェラー』では参加女性がバチェラーの歓心を得ようとビーチでオイルマッサージをするシーンまであった」。が、それは現実の社会ではありえない。「『バチェロレッテ』には、男性らが身体的接触がない中で女性にどう接近するかを競い合ったところに真のリアリティーがあった」と話す。

 コラムニストの矢部万紀子さん…

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