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 激しい暴行を受けた男性が病院敷地内に置き去りにされ、その後に死亡――。そんな事件が今月、横浜市と群馬県太田市で2日連続で起きた。被害者はいずれも暴力団関係者。神奈川・群馬両県警は、稲川会と住吉会の傘下組織間の対立が背景にあるとみている。誰が、なぜ病院前に置き去りにしたのか。両県警は捜査を進めるとともに、抗争につながらないよう警戒している。

拡大する写真・図版住吉会傘下の暴力団組員の男性が倒れていた病院付近で捜査をする神奈川県警の警察官=2020年12月6日午前1時58分、横浜市港北区高田西2丁目

 「病院の前で人が倒れている」。5日午後11時25分ごろ、横浜市港北区の病院から110番通報があった。神奈川県警によると、倒れていたのは住吉会傘下の東京都新宿区の暴力団組員の男性(26)。上半身には数カ所に刺し傷があり、全身に数十カ所の打撲の痕があった。

 約11時間後の6日午前10時20分ごろには、群馬県太田市の病院前で稲川会系暴力団組員の男性(46)が倒れているのが見つかり、死亡が確認された。胸の骨が折れるなど全身に打撲の痕があった。

 2人はいずれも、別の場所で暴行を受け、病院まで運ばれてきたとみられている。

 約80キロ離れた場所で起きた二つの事件。両者を結びつける前兆が、5日未明に神奈川県内で起きていた。

拡大する写真・図版住吉会傘下の暴力団組員の男性が倒れていた現場付近で捜査する神奈川県警の警察官=2020年12月6日午前2時8分、横浜市港北区高田西2丁目

 「複数人がもめて…

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