あなたにとって「今年の漢字」はなんですか――。閣僚たちは15日、閣議後の記者会見でこんな質問を投げかけられた。新型コロナウイルスの深刻さから「禍」を選ぶ人もいれば、実績アピールをする人も。河野太郎行政改革相が掲げたのは「砕」。関連する自己採点の点数も型破りだったようだ。
「脱ハンコ」などに取り組んできた河野氏は会見の冒頭、「河野太郎バージョンの今年の漢字、『砕』。砕氷船ですね。はい」と語り出した。意味を問われると、「規制改革をやっていかないと、デジタル化も霞が関の働き方改革も進まない。とにかく先駆けとなって氷を割り、海面を開いていく仕事をこれからもやっていきたい」。自己評価については「100点満点中1千点ぐらいですかね」と述べた。
茂木敏充外相もアピール型だった。会見の途中で「あれ、漢字一字って聞くんじゃないの? 違うの?」と記者団に逆質問したうえで、「間隔をとるという意味で『隔』、リモートかな」。コロナ禍の中での外交について「夏以降も16カ国を訪問した。数えてみると109回、電話会談・テレビ会談を行っている。『隔』の中でも各国と密に連携できた」と強調した。
来年9月のデジタル庁設置に取…
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