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 日本歴代興行収入ランキング1位の「千と千尋の神隠し」の興収が8・8億円アップし、316・8億円に更新された。今年の再上映分を加えたため。配給の東宝が15日、今年の興行成績をまとめた会見で発表した。

 公開中の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が302・8億円(13日現在)と猛追し、年内にも抜くかというタイミングでの発表。「千尋」封切り時に宣伝を手がけていた市川南常務(54)は「この時期に発表することは前から決めてあった。『鬼滅』に抜かれた後だと『後出し』のようになるが、まだなので、偶然にもギリギリのタイミングとなった」。記者らに「ファンの方に誤解されないよう、うまく書いてください。わざとじゃないんです」と話し、笑いを誘った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で映画の新作公開延期が相次いだ中、「もののけ姫」「千と千尋」「ゲド戦記」のスタジオジブリ作品と「風の谷のナウシカ」を6~8月に再上映。「もののけ」も8・8億円の興収をあげ201・8億円と大台に乗せた。「ゲド」は1・5億円、「ナウシカ」は7・3億円だった。

 興行通信社調べの歴代ランキングで「千と千尋」は308億円となっているが、同社は東宝の発表した新しい数字に従うという。

 今年東宝が公開した作品の興収上位は1位が「鬼滅」、2位が「今日から俺は!!劇場版」53・7億円、3位が「コンフィデンスマンJP プリンセス編」38・4億円だった。(小原篤